こんにちは、池田のエスエス車検担当小林です。

今回はオーストラリアの車検制度についてお話したいと思います。
交通機関が日本ほど発達していないため、車がないと生活に不便さを感じるオーストラリア。
日本では2年に一回などのようにして、車検を一定期間ごとに受けてその度に車を登録することが法律で義務付けられています。
しかし、オーストラリアでは車検を法律で定めてはいなく、そのようなことなしで車を公道で走らすことができます。
車の整備は各人に任されているので、車が 得意な人は日々のメンテナンスで自分の車の安全性を確認すればOK。
多くの人は車の整備場に車を一日預けて異常がないかを見てもらいますが、これは法律で定められているから整備場に車をもっていくのではありません。
自分でそうしたいと思うからもっていきます。整備場からは、次の整備は半年後か走行距離いくらになったらね、と言われます。
しかし、それも単なる目安であ り、次にいつ整備場に行くかは各ドライバーに委ねられています。
しかし、車を持っていると必ず発生するのが登録料です。
また登録して3年以上経過すると、指定された整備工場で排気ガスや騒音、ブレーキなどの検査を受け る義務があります。
この支払いの時期がくるたびに、日本の車検制度の素晴らしさを感じます。
なぜなら定期的に車を検査することが、車の性能維持のために役立つことや無駄な修理費用を抑えることができると思えるからです。
つまり、支払う金額に対して、車の安全な利用が比較的保証されているのが日本の車検。
対して支払い内容とサービスが曖昧なのが南オーストラリアの登録料なのです。

◆金額だけで見ると少しだけ日本の方がお得。
日本とオーストラリアにどれくらいの維持費の違いあるのでしょうか。
日本の最低限の維持費である車検。国土交通省によると、検査にかかる手数料・自動車重量税・自賠責保険は2年で約50,000円、このほか車両の検査費や 修理費。
ほとんどの方が、車検で10万円くらいの予算を考えられているのではないでしょうか。
転じて、南オーストラリア州の維持費である登録料について。車検制度というものが存在せず(州によって登録や車検があり、南オーストラリア州に限って言え ば)、定期的に登録料を支払う必要があります。

◆金額に内容が伴っているのが日本の車検
この登録料は、ナンバープレートを取得した時から発生します。
登録料の内訳は、登録料・事務手数料・救急サービス費・自賠責保険料など。
車種によって違いがありますが、乗用車で年間で750ドル前後(日本円換算で 11月現在7万6000円相当)。
このなかに含まれる、日本では聞きなれない救急サービス費ですが、これは、消防やレスキューに使われるための徴収金となっています。
車を持つだけで発生す る登録料は、日本の車検に比べるとかなり高い維持費と言えます。
また定期的点検が法令化されていないために、故障をすることが多いという話も散見されるのがオーストラリア在住者の実感です。
日本の車検に対して疑問を抱いたこともありますが、車を大切にすることや維持費を考えるならば、日本の車検は優れた制度と見ることができるのです。
また、余談ですがオーストラリアで車は不動産と並んでとても高価で、買い物が難しいものだと言われています。
セールスパーソンの言葉をすべて信じてよいかどうか、目に見えない問題点はないかといった不安が常に付きまといます。
車のメカニックに自信がない人が中古 を買う場合は、できれば信頼できるメカに強い人に見てもらうか、中立機関の車チェックサービスを利用するとよいでしょう。
中古自動車の価格相場はインター ネットでチェックできます。
モデルごとにどの程度の価格で個人売買されているかがわかります。
帰国時に売る場合の参考にもなります。 ガソリン価格は近年大きく変動していますが、2014年1月はじめの時点でレギュラーガソリン(無鉛)が1リットル当たり約1ドル45セント前後(約 135円)になっています。
繰り返しますが、外国人にとってオーストラリアで車を持つことは維持費と危険度が高い高価なものです。交通ルールを守って安全運転することはもちろんです が、事故に巻き込まれる場合もありますので、事故の対処法も知っておかなければなりません。
尚、購入した場合には保険やロードサービスに加入して万全の体制で楽しんでください。